交通事故現場〜活動時の注意点〜

消防士の仕事

こんにちは!

今回は消防の任務である災害対応について記事にしました。

現役消防士の方で交通事故現場では

  • 何をしたらいいんだろう?
  • どんなことに注意したらいいの?
  • どんな知識が必要なの?

など、さまざまな疑問点があると思います。

現場にやり直しはありません。ミスや失敗をしてしまえば、救える命を救えないことがあるかもしれません。かといって同じ現場は二度と訪れません。同じ現場はないからこそ、日々の出動に備えることが大事になってきます。

では、どうやって備えるか?

訓練するしかありません。実際の現場を想定して、訓練を重ねて、「考える」ことが大切です。

その手助けができればと思っています!

今回はその一部ではありますが、「交通事故現場での注意点」についてお話ししたいと思います!

交通事故現場 危険要因

現場活動を行う上で、僕たち消防のまわりには常にさまざまな危険が存在しています。その危険を排除していきながらそれ以上災害が悪化しないように、同時に二次災害の防止を図っていく必要があります。

それらの危険要因を排除するとともに傷病者(助けを求めている人)に接触し、救助活動を行います。

では危険要因とは何があるでしょうか?

ここでは2点の危険要因について考えます。

(1)活動危険

交通事故現場であれば、事故車両の他に対向車両や後続車両、野次馬や自転車、歩行者など事故に付随した活動危険があります。

(2)火災危険

事故車両は状況によってはエンジンルームや電装系、バッテリー系統が破損している場合もあります。また、ガソリン、軽油などの燃料漏れ、オイル漏れもあります。車両によっては危険物を積載しているかもしれません。それらによる発火、引火という火災危険があります。

交通事故現場 二次災害

二次災害とは、発生した災害に派生して起こる別の災害のことです。

二次災害の例としては

  • 地震後の余震
  • 洪水後の冠水
  • 豪雨後の土砂崩れ

などがあります。

交通事故現場での二次災害を少し紹介しますと、

  • 燃料漏れ、オイル漏れなどから火災発生
  • バッテリーの回路ショートによる発火
  • 後続車両からの追突
  • 事故車両の漏電による感電
  • 事故車両を固定せずに活動して動き出したことによるさらなる事故

などがあります。

事故現場では、二次災害の危険が山ほど転がっています。起きてしまった災害はどうしようもできませんが、それに派生する災害、起きうる災害は防ぐことができます。どんな危険があるのかを事前に考えておけばどう対処すべきかがある程度予測できます。

現場では傷病者はもちろん、救助に行く隊員、自分自身を守るためにもこの二次災害の防止がとても大事になります。

交通事故現場 二次災害の防止

交通事故現場の二次災害の防止については以下のようになります。

(1)事故車両

事故を起こした車両は、非常に不安定な状態である可能性が高いため、必ず車両固定を実施する必要があります。

事故を起こした車両は、つい先程まで走行していた可能性が高いため、サイドブレーキ、ギアの確認が必要になります。オートマの車はギアをP(パーキング)にすることで車両固定が可能です。

  • 事故車両・・・車輪止めやロープ、ワイヤーなど、固定器具を用いてそれ以上車両が動かないように固定をします。
  • サイドブレーキの確認
  • ギア(パーキングブレーキ)の確認
  • エンジンカット

(2)燃料、オイル漏れの確認

燃料、オイル漏れがあれば油処理活動をする必要があります。火災危険排除はもちろん、他の車両のスリップ危険排除のためにも行います。

(3)バッテリーマイナス端子の取り外し

これはエンジン再始動防止と回路ショートによる発火防止が目的です。

ショートとは電気抵抗がない状態でプラスとマイナスの端子をつないでしまうことを指します。実際には「バチッ」と火花が散るような現象が起こります。

そもそもなぜプラスではなくマイナスを外すのか?

バッテリーのプラスから出た電気は、電装品を経由してバッテリーのマイナスに戻ります。

ボディの車体金属は配線代わりにバッテリーのマイナスにつながっています。

そのためボディの車体金属部はマイナスの電荷を帯びています。

プラス端子をスパナで外した場合、マイナスを帯びているボディの車体金属部にスパナがボディと接触すると、ショートして火花が発生する場合があります。

なので、バッテリーは必ずマイナス端子から外しましょう!

最後に

いかがだったでしょうか?

これらの危険要因を排除しつつ、二次災害防止を図り、傷病者を救出する交通事故現場において、

・何を注意すればよいのか

・安全に救出するためにはどうしたら良いか

まとめてみました!

救出する消防隊員が事故や怪我をしてしまったら誰が傷病者を助けてあげれるのでしょうか?

そのために注意点を把握して、活動に役立てていただければ幸いです。

それでは、今回は以上になります!

この記事が参考になれば幸いです!

もし気に入っていただけましたら、

Twitterアカウントのフォロー

ブックマーク、コメントして頂けると嬉しいです!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました